妊活中、葉酸が大事って聞くけど、どうして？
実は、葉酸は赤ちゃんの健やかな発育だけでなく、妊娠を望む女性の体にもとても大切な栄養素なんです。
妊活中のサプリといえば「葉酸」。しかしどうして葉酸が必要なのかはよく知らない…という女性も少なくはないのではないでしょうか。今回はNICUや小児科病棟に勤務経験のある著者が、妊活中のあなたに知ってほしい「葉酸が必要な理由」を3つご紹介します🍀
赤ちゃんの神経管閉鎖障害を防ぐため
葉酸は、胎児の脳や脊髄の発達に欠かせないビタミンです。特に妊娠初期、赤ちゃんの神経管が形成される時期に葉酸が不足していると、「二分脊椎（にぶんせきつい）」などの先天性異常のリスクが高くなることが分かっています。でも、この神経管は【妊娠に気づく前（妊娠4週目ごろ）】にすでに形成され始めているんです。だからこそ、妊娠を望む段階から葉酸をしっかりとることがとても重要なんですね。著者も実際にNICUや小児科病棟でもこの疾患の患児を見てきましたが、サプリを飲むことで防ぐことができるなら、ぜひ摂取していただきたいです！
妊娠しやすい体づくりをサポートしてくれる
葉酸には、血の巡りを良くしたり、細胞の生まれ変わりを助けたりする働きがあります。これが、子宮内膜をふかふかにしたり、受精卵が着床しやすい環境づくりをサポートしてくれます。また、葉酸が不足するとホルモンバランスの乱れにもつながるため、妊娠しやすい体づくりには欠かせない栄養素です。
貧血の予防にもつながる
妊活中や妊娠中は、鉄分と一緒に葉酸も意識的にとることがとても大切です。葉酸は、赤血球を作るのに必要なビタミン。これが不足すると、鉄分が足りていても「葉酸欠乏性貧血」という状態になることがあります。元気な妊娠・出産には、ママの体調も万全にしておきたいですよね☺️
葉酸はいつから・どのくらい摂ればいいの？
厚生労働省では、妊娠を希望する女性は1日400μgの葉酸をサプリで補うことを推奨しています（食事からの摂取とは別に）。できれば妊娠の1ヶ月以上前から葉酸をとり始めるのが理想。もちろん、緑黄色野菜やレバー、豆類などからも摂れますが、サプリでの補助が確実でおすすめです。
おわりに｜未来の赤ちゃんのために、今から始めよう
妊活は不安も多いけれど、「未来の家族のために今できること」があるというのは、ちょっと心強いですよね。葉酸は、あなたの体と赤ちゃんのスタートラインを支えてくれる大切な栄養素。無理なく、今日からできることから始めてみましょう！
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